変化の先頭に立つ

居酒屋の倒産が過去最高の件数になったらしい。
知人が、この5年で20件近い居酒屋を開店した。
彼の親戚中が、「彼は一族の出世頭だ」と騒いでいる。
彼が、この時代の変化に巻き込まれないことを祈るばかりだ。
一族の誉れのためにも・・・・

居酒屋業でのし上がった実業家はあのワタミの渡辺美樹氏。
彼が起業した25年前は居酒屋なら誰がやっても成功した時代だった。
40年前なら、誰がやっても塾で飯が食えたのとよく似ている。
こうした時代の流れを、「トレンド」と呼ぶ人もいる。

事業で成功する最短距離はこのトレントを掴むこと。
トレンド寿命は平均25年くらいだったが、最近はもう少し短い。
「このトレンドの先頭に立て」と言ったのは、
あの有名な経営思想家「ドラッカー」だ。

大学時代に新橋に喫茶店を開業したことがある。
もし、この仕事を追い続けていたら、
スターバックスかドトールクラスの社長になれたか?
しかし、この時は自分が変化の先頭にいるという実感がなかった。
だから、儲かっていたのに卒業と同時に売ってしまった。
今思えば実に残念だった、折角変化の先頭にいたのに・・・

ただ、我が人生では、
変化の先頭に立って、運よく儲けたことが何回かある。
これからもアンテナを高く上げて、変化のシグナルを鋭く感じて、
変化の先頭に立つ強い気持ちを持ち続けたい。


T建設の社長さんからのお誘いは、今話題の鎌倉は米倉。
マンションの友達とよく行く瑞泉寺山門のすぐ近くのテーブル二つの店。
夜はそれほどではないが、昼の予約は3月末まで一杯という。
食べながら思った、ミシュラン三ツ星の神楽坂「石川」にそっくりだと。
帰りにシェフにその話をしたら、同じ店で修行をしたことがあると。
でも、一つ星の米倉の方が繊細な味付けで、決して格下の感じはしない。
今日も湘南宝探しのページに素敵な店を加えることが出来た、感謝感激。
夢に出そうなのは、鯛真丈、のどぐろ炙り、さよりのお造り、鴨オレンジ煮・・・

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