決算が終わると必ず来るのが銀行さん。
「決算書をコピーさせてください」と。
もうこんな光景が36年も続いている。
つまり、36期の決算を終えたということ。
20代の起業から数えれば45年にもなる。
だいたい来るのは支店長か次長。
だから、訪れた支店長は13人を越える。
私が30代には支店長の方が年上のことも・・・
しかし、今では自分の子供より若い人が来る。
そんな支店長に必ず聞く質問が、
「今期の財務諸表の成績は何点?」
もちろん、担当者によって答えはまちまち。
「素晴らしい内容です」とお世辞を言われると、
嘘でも嬉しくなるのは性格が単純だからか。
中には、細かく分析して、成績は何点だと、
質問に配慮もなく答える律儀な店長もいる。
でも所詮、個人事業を持つ会社の決算書なんて、
実態を反映している訳ではないから・・・
なぜなら、個人事業と会社の2つが、
相互に関連しながら事業を回しているので、
会社の成績が実態を反映してはいないのだ。
例えば、純資産の額なんていくらでも調節可能。
役員賞与を増やして個人事業に貸し付ければ、
当然会社の純資産なんて増えはしない。
その場合の純資産なんて何の意味もない。
それにしても、随分と長生きしてしまった。
もう、そろそろ社長を退いて無役になり、
世界を飛び回って次世代型の新規事業を始め、
孫世代の舞台の準備をしなければ・・・
The biggest purpose of the corporate management
is to increase net assets.
I run the company more than 40 years
to increase net assets.
When you evaluate a balance sheet,
how many marks would you give your own company?