老人中心の会での会話には違和感がある。
多分、彼らが現実社会とかけ離れて生活し、
情報ソースがテレビだけだからだろうか。
現実感のない会話に時間の浪費を感じる。
心不全も完治し、久しぶりに
そんな年寄りのいない夜の街へ出たのだが、
行きつけの店はどこも客が少なく、凄く寂しい。
小料理屋、居酒屋、スナック、カラオケ、
マッサージ店、キャバクラ、風俗・・・
どの店も全て活気がない。
小料理屋で腹ごしらえをして、スナックへ。
先客はゼロで、年増のお姉さんも不景気を嘆く。
店を開けても、一日客がゼロの日もあるとか。
そんな辛気臭い店を飛び出し、
中国からの出稼ぎ女性を置くマッサージ店へ。
女性マッサージ師といっても年のころは50。
施術は上手だが、何となく嬉しくない。
早々に家に帰って、風呂に入る。
何故って、マッサージ台が不潔だったから。
無性に風呂で体中を綺麗にしたかった。
湯船に浸かって考えた。
この国の総人口は、昨年はまだ微減だが、
夜の街に繰り出すような30代から50代は
もう既に往時の三分の二近くに減っている。
だから、ガソリンスタンドと同じように、
その影響下の店が怒涛の如くつぶれていく。
それに比べ、温泉観光地は60~70代が多く、
まだそれほど人口減少の影響を受けていない。
勿論、20年も経てば、閑古鳥が鳴くだろうが。
夜の街で、そんな人口減少問題を考えると、
自分の不動産貸付業の将来が不安になる。
私も、そのことを肝に銘じて動かないと、
晩節を汚してしまいかねない。
人口減少と経済との関係には諸説があり、
人口減少社会でも伸びる分野があるとも言う。
これから更に研究し、伸びる分野に投資して、
更なる発展を遂げていきたい。
The most severe problem at present
is the population decline.
Especially rural depopulation is so serious
that we can’t ignore it.
But I think that there are many chances
in rural areas.
For example land prices continue falling.
Therefore we can buy larger land for the
same money in the country.