コンビニ、特にセブンのドミナント戦略が凄い。
ドミナント戦略とは、一地域への集中出店。
要するに、その地域をセブンで塗りつぶす戦略。
今までのコンビニ出店の基本は、
定住人口2500人に一店舗だったのだが、
競合店を潰すためとか地域独占のためなら
2千人以下でも出店するというのが最近の傾向。
もちろん、大学やオフィスなどの
移動人口があればそれでもやっていけるが、
それがなかったら、完全な赤字になる。
この戦略の犠牲者は、競争相手だけでなく
身内の競合店も一緒に巻き込まれる。
つまり、ローソンなどの競合店を潰す前に、
仲間を犠牲にしての出店攻勢になってしまう。
私の友人もセブンの古いオーナーの一人。
コンビニの売上げを伸ばすのは簡単でないが、
地道にチラシを配ったり、自ら店に出たりして、
日販40万の店を7年かけて80万まで伸ばした。
しかし、最初の5年で7キロも痩せてしまった。
それでも、3年間は、その努力が報われた。
彼の月収が100万を超えたから・・・
しかし、その後、この店が80万売るならと、
本部が、もう一店舗を近くに開店してしまった。
正にドミナント戦略の一環で。
当然、あっという間に売上げは50万に激減。
転職した50歳での挑戦から10年、
もう彼も還暦、闘う意欲も体力もないと言う。
劇痩せした彼の今後が心配だ。
過労死しなければと願うばかりだ。
多くの人が知らないコンビニ業界の裏側。
企業の壮絶な生き残り戦略に容赦はない。
この私も、起業して50年の節目の
78歳で定年しようと考えているが、
この激しい企業間競争に安堵の日もない。
攻撃し続けなければやられてしまうのだから、
定年しても、仕事からは逃げられそうもない。
The diversification of sales method
is becoming more and more complicated.
So the competition between companies
over the next-generation sales form must be very fierce.
Real estate lease businessmen that live in such times
must not forget the tragedy of the bankruptcy.
If you forget it or can’t imagine it ,
you will be defeated in the business
competition.
The competition between companies does not have the end.
Throughout human history our ancestors
continued competing.
And in all times
attack has been the best form of defense.