「高木さん、なぜ多くの司会者を偽善者って言うの?」
家族亭で隣に座った常連の若者からの質問だ。
「いい質問だね」
例えば、彼らは耐震偽装の姉歯を徹底的に叩き潰した。
一見偽善でも何でもない、いい事を言っているようでもある。
しかし、マスコミが騒いだ結果、何が残ったか。
① 確認申請業務が複雑且つ長期になり、それが不景気の引き金になった。
② 官僚が「これをチャンス」とばかりに、またまた外郭団体を作った。
③ 結果、天下り先が更に5つも増えた。
つまり、司会者がしたことは
① 不景気を招いた。
② 天下り先を増やした。
③ 視聴率を上げ、自分たちの収入を増やした。
「正にこれを偽善と言わずに何と言う?」
世の中、勧善懲悪で済むほど簡単ではないのだ。
だから、司会者は、国民をミスリードしないように
もっと、もっと勉強しなくてはいけない。
これらの司会者に比べて更に最悪なのは森永卓郎だ。
彼の友達はほとんどが官僚で、彼はその手先になって
改革をしようとする政治家をことごとく叩き潰している。
彼は偽善者を通り越して悪魔だ。
例えば、彼は小泉改革を捻じ曲げたのが官僚であることを隠すため
「小泉改革は最低の改革だ」とニタニタと喧伝する。
純な国民は、「そうか、小泉さんはよくなかったのだ」と騙される。
まだまだいくらでもある。
枡添大臣は本当に厚労省改革をしたかった。
しかし、そんなことをさせるほど官僚は甘くない。
後期高齢者問題のような過去の法律の欠点情報を
「これでもか、これでもか」と流し続けて
いかにも枡添大臣が失敗したかのように世論を導く。
あそこまで大きな問題にしたのは官僚と
その彼らにのせられたマスコミなのだ。
可哀想に、彼が何度も頭を下げているうちに
世論が枡添人気をないものにする。
こうして、純粋な政治家を官僚が抹殺していく。
あろうことか、その片棒をマスコミが担いでいる。
このままでは、本当にこの国に未来はない。