節税対策VS融資対策

「今年は利益が出そうだから・・・」
そう思って、雨漏り修繕をすることがある。
この行為は一般的には節税対策という。

例えば、1千万の利益が出そうな年に、
400万円の雨漏り修繕を実施したとする。
法人税率をアバウトに40%とすると、
修繕なしの場合の税金は400万円
修繕をした場合の税金は240万円
結果、160万円の節税対策をしたことになる。

しかし、これでいいのだろうか。
こんな節税対策は愚策だという人もいる。
その訳は、節税対策をしたことで、
内部留保の600万円が360万円に減り、
手元資金が240万円少なくなってしまうのだ。

内部留保が多ければ、
飛躍への投資が更に大きく出来るし、
それを応援する銀行からの融資も有利になる。

例えば、融資金利への影響は計り知れない。
財務内容が良いのと悪いのとでは、
融資金利に1%の差がつくこともある。
1億円の融資なら、年間百万円の差額だ。
2年だと200万円で、160万の節税額を上回る。

経費を無理やり作って節税するより、
税金をバンバン払い、内部留保を増やし、
積極的に拡大する手法が私好みだ。

I will never charge dinner
to my expense account.
when I have dinner with my family.

館銘灯を設置したら
早速マンション資産評価が上がり、
売買時にその効果があったとの報告が。
MSは買った時から価値が下がるというのは、
往々にしてその管理組合の努力不足なのだ。

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