依頼主の人となり

長く生きていると頼まれ事が増える。
特に不動産という特殊な世界でそれが多い。

「家を建てるから建築屋を紹介して」
「引っ越すからマンションを探して」
「投資向きの土地があったら教えて」
「地主の息子と結婚したんだけど・」

2週間前に受けた話は、
「東京から引っ越したい人がいるので
いい不動産屋を紹介して」

「いい不動産屋」という言葉を使ったので、
この人は不動産の怖さを知っている人だと、
勝手に解釈して、最強の業者を紹介した。
最強の業者とは、
どんなクレームにも迅速に対応できる業者だ。
不動産屋は、選ぶ力とクレーム対応力が決め手だ。

ただの仲介業者ならネット上でいくらでも探せる。
不動産で失敗する人の多くは軽々しくネット上で動く。
ネットで物件を探し、その業者に依頼する。
素性も知らないネットで知った業者を信用し
馬鹿丸出しで取引して、後で泣きを見る。

ところが、数日後、「決まった」という電話。
「良かったね、どこで決めたの」と聞くと、
「ネットで探したらいいのがあったの」と。

やっぱりこの人も馬鹿だったのか。
頼みごとを引受けて馬鹿をみないように、
注意深く生きているのに・・・
またまた振り回されてしまった。

これからは、
もっともっと依頼主の人となりを見抜き、
慎重に引受けなければと深く反省した。
残り少ない人生、付き合う人を選ばねば。

In the world of the real estate,
there are a lot of scary people.

Therefore you must be more careful
at the real estate transactions.

This problem gets me.

カテゴリー: 不動産・ビジネス パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です