リゾート会員権売買をしている友人がいる。
彼の話はいつも面白くて役に立つ。
昨日も静岡からで出てきたのでと事務所に寄ってくれた。
エクシブ、東急ハーベスト、大和ロイヤル
これがリゾート会員権の大手三社だ。
中でもエクシブの成長が著しい。
マンションは一部屋を一人で買うのが一般的だが
会員権方式ホテルの場合はこれを十数人で共有する。
この共有する人数が増えると使用占有日が減って
その分購入価格が安くなるというのがその仕組みだ。
エクシブの場合、だいたい安い部屋で600万
高い部屋で3千万くらいになっている。
広さは60平方メートルから150平方メートル。
この会員権は高いところから売れていくのだという。
そして且つ、高いところは値下がりが少ないと・・・
どこか高額外車の場合とそっくりだ。
エクシブではこの時代の流れを察知して
会員の紹介があっても泊まれない
つまり会員しか泊まれない高額な会員権を売り出した。
この三千万クラスのサンクチュアリーというブランドが
ともかくよく売れるというから驚きだ。
東京の会員制ホテル「ベイコート」もこの仕組みで
会員とその同伴者だけが泊まれるホテルで
内装は豪華極まりないらしい。
このホテルの会員権を有名人がこぞって購入しているという。
おまけに購入している年齢層は郊外型のリゾートより20年は若いらしい。
石田純一などはしょっちゅうここで遊んでいるのだが
それを確認しようにも、マスコミや野次馬は一歩も入れない。
本当の富裕層は国外旅行より国内の遊びに金をかけていると彼は言う。
「ハワイへ行った、フランスに行った」というのはもう時代遅れか?
身近な日常の生活を豊かにすることが求められている時代なのだろう。