壇上で話さなければならない機会が多い。
話すこと自体は好きでなく、とても苦痛だ。
でも、其のつど大切にしていることは、
私の話を聞いてくれる人への配慮だ。
貴重な時間を割いて聞きに来ている。
だから、明るい気持ちで帰って欲しい。
「ためになった」
「来てよかった」
そう思っていただけるようにしなければいけない。
そう出来ると信じて、努力しなければいけない。
地方選挙真っ只中、
毎日のように下手な路上演説を耳にする。
彼らは、演説を研究しているのだろうか。
とてもそうは思えない、本当に聞き苦しい。
ケネディやオバマ大統領の演説を思い出す。
練り練られたその構成にうっとりとする。
時間が出来たので、その技法を整理してみた。
「皆さんは・・・だと声をあげた」
「皆さんは・・・だと願っている」
主語を私でなく聴衆に置いている。
こうして、聴衆を引き込んでいく。
そして、最後でなく、区切りごとに
感謝のことばを入れていく。
一般的には、最後が普通なのに。
過去、現在、未来へと時制を展開する。
締めくくりでは、希望をちりばめる。
未来は明るいと期待させる。
Canとdreamを繰り返す。
いつかは、
ケネディのようなスピーチをやってみたい。
苦手だからこそ、達成時の喜びは大きい筈だ。
We have a dream!
We Can Do It!
You have a dream!
You Can Do It!