朝つぶやき

大桃美代子の朝つぶやきが波紋を呼んでいる。
「あの女のせいで・・・」
朝のちょっとしたつぶやきをツイッターで語った迂闊な失態。
男を失って、寂しい朝を迎えた女の典型的なつぶやきだ。
誰にも、朝起きると最初に心に浮かぶつぶやきがある。
「いいお天気だ、今日は何をしようか」
これは経済的に安定した暇な主婦に多い朝つぶやき。
「あー、また朝が来た、今日も仕事か」
そういえば、こんな暗い朝を迎えていた時代もあった。
否、これからもこんな朝が来ないとは言えない、油断大敵。
「アー、まだ生きていた、死んでいればよかったのに」
こんな辛い病気の朝がなかっただけでも感謝しなければ・・・
「素敵な朝だ、こんな健康をありがとう」
ベランダの花を見ながら、瞼に浮かぶ母にお礼を言う。
こんな毎日が死ぬまで続いたら極楽だ。
10代のつぶやきは思い出せない。
20代のつぶやきは恋がらみが多かったか。
「今、何をしているのかなー、アノ人は・・・」
30代は、御多分にもれず仕事がらみが圧倒的。
その後はめまぐるしい展開になった。
そして、近いうちにくる70代。
「早くお迎えが来ないかなー」
こんなことをつぶやくのだろうか。
「痛い、痛い」の朝のつぶやきは嫌だが、
こればかりは選べない。
この世は有為転変。
年上の友人を大切にして、人生を学び、
用意周到、素敵なつぶやきの人生を願う毎日だ。

円海山の富士:自転車で上大岡から港南台のホームセンター「ロイヤル」へ。そこに自転車を置いて、円海山を歩く。戻ったらお花を買って、家路に就く。富士山は何故見る者の心をこれ程までに癒してくれるのか・・・

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