いよいよマンションのホームページを立ち上げる。
骨格検討が4ヶ月、製作に4ヶ月。
苦節8ヶ月、27年3月からの公開である。
1期にマンションの理事長職を受けてから15年、
何らかの役職で管理運営に関わってきた。
その間に積み上げられた資料が山のようにある。
この大量の資料の保管に悩み、整理に苦労した。
だからHPを作成し、資料から解放されたかった。
また、15年間感じていたのが組合員の情報不足。
資料を紛失した組合員が理事会や総会で、
何度も同じようなことを質疑している光景は、
実に非能率的でまた悲しかった。
その度に、「それはもう討議して回答済みですよ」と
資料を掲げて見せたことが何度もあった。
だから、過去の資料を調べられる便利なHPを作成し、
「情報を共有すること」もHP作成の大きな目的だった。
現在、パソコンを持たない人や使えない人は1割未満。
そして、そんなパソコン難民も日に日に減っている。
故に、HP作成後の情報共有度は95%には向上する。
HPがなかったときは共有度がかなり低かったから、
組合員の情報共有度は桁違いに進歩向上する。
情報を持たない途中入居の組合員も2割を超えてきた。
そんな人達とも過去の情報の共有が出来るようになる。
HPはマンションの資産価値向上にも欠かせない。
Pマンションは素晴らしい管理の甲斐もあって、
マンション価格が15年前よりも高くなっている。
そのマンションの素晴らしさをHPでもっと宣伝する。
更には、HPでマンションライフをもっと快適にする。
京急や地下鉄の時刻表や周辺施設の情報も流すし、
更に、グルメ情報も詳細に提供することにしている。
勿論、困ったときに信頼できる連絡先も網羅した。
一般的に、HPに関する費用は制作費、サポート代、
レンタルサーバー費用、更新費用などである。
制作費がやけに安い会社はサポート代が高いとか、
必要も無い過大なレンタルサーバーは要らないという
詳細なHPの知識を持っている組合員は少数である。
なので、作成中は、丁寧な説明を根気よく続けてきた。
このHPが、情報提供のツールの理想形として、
都会では主流派になったマンション居住者への
HP普及の起爆剤になれば、それこそ望外の喜びだ。
2年前に関内で購入したマンション屋上の光景。
築後20年間、大規模修繕もしていなかった。
昨年、理事長を補佐して、やっと工事をして、
屋上も今ではとても綺麗になっている。
こんなずさんなマンション管理が、
日本中でまかり通っている。