支払いノーチェック

毎月のように建築屋への支払いがある。
それだけ建物のメンテが忙しいということなのだが・・・
嬉しいような嬉しくないような。
見積書の多くは他社の工事の見積もりと照らし合わせる。
そう、額が妥当かどうかのチェックのために。
何の根拠も無く「高いなー」などとは口が裂けても言わない。
根拠の無い情緒的な言葉で何十年という信頼関係を壊したくはない。
工事後の請求書の額に不満があるときは、値引きを要求する。
値引きでなく、「ついで工事」でドアの塗装などをお願いすることもある。
言われたままにノーチェックで支払いをするなんてことは絶対にない。
ところがマンション管理組合では驚くような光景を目にする。
私が口を出さなければ、ほとんどが言われたままに支払う。
チェックの出来る人がいないからだろうが、それでいいはずが無い。
リースなど使わなくてもいいほど金があるのに、何でもかんでも、
「動産保険がついていているからリースで買いましょう」
こんな幼稚なことを言う人がいて、馬鹿げた結論が出てしまうこともある。
経理のイロハも知らない人が謙虚さも無く意見を言うから気を抜けない。
組織を見直し、経理面のチェックシステムの確立をすることが急務だ。
だから、どこのマンション管理組合も出入り業者にとっては「宝の山」。
中でも一番注意しなければいけないのが「大規模修繕」
長期修繕計画よりかなり安くできると見積もっているのだが・・・・
マンションを「支払いノーチェックの館」にしてはいけない。
どのマンションでも本末転倒の無駄遣いが横行している。
もちろん、未必の故意もその中に入る。
マンション管理組合の主たる目的は
組合財産の維持・保全だということを再確認する必要がある。

行きつけの小料理屋「家族亭」も早10周年。ささやかな花を贈った。

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