天・地・人

モーニングティーを飲む行きつけのカフェ・ド・クリエ。
隣のテーブルの4人の女性はどうやら中国人のマッサージ師。
中の一人が独立したいらしく、新しい店をどこに開くかの大激論。
二人は、客数なら武蔵小杉か綱島だと主張、家賃は15万前後らしい。
もう一人は、家賃7万の六浦で年寄り相手が無難だと言う。
その情報の正確さに唖然、中国人の情報網に恐怖すら覚えた。
ふと考えた、どこで店を開くかは自分で決められること。
仮に大激論の末、綱島にしたとする、あとはここで天命を待つ。
「運命」とは自分の命を綱島に運ぶこと。
中国で中国人として生まれたのは自分に宿った宿命。
その命を色々な人の影響を受けながら、日本に運び、更に綱島に運ぶ。
結果、それらは運命となり、そしてそこで天命が下される。
この中国人女性が努力して、よき運命が開かれることを祈る。
この会話を聞いていて、運命は土地と人で決まるような気がしてきた。
自分のいる土地が己の成功に適っているかが大切だ。
自分に意見を言う人が己にいい影響を与えているかも更に大切だ。
適った土地で、良い人たちに囲まれれば、必ずやよき天命が下る筈。
己が地と人を選び、努力して運命を開き、天(神)に感謝する。
これがまさしく「天・地・人の理」なのか。
宿命は横須賀、運命は横浜、敬虔に祈って最後の天命を待つ。

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