ヴィジュアライゼイション

「マンションを望ましい状態に維持する」が管理組合の最重要目的。
しかし、「望ましい状態」とはどんな状態を指すのかが十人十色。
私の「望ましいマンション」の基準はビバリーヒルズのコンドミニアム。
45年も前、学生時代にここで半年以上を過ごした。
コートには椰子の木に囲まれたプール、エントランスにはポーチ。
最近尋ねた上海や北京の最高級コンドミニアムも既にこのレベル。
悲しいかな、日本では現在でもこのレベルのマンションを見たことがない。
我が愛するP,マンションでも、エントランスの将来像を説いて回るが、
当然誰も本気では考えないし、これが組合財産の維持向上だとは思わない。
30年後に、「時代遅れの古びたマンション」にだけはしたくないのに。
私が30年間理事長をしている他のマンションでは管理費を浮かせては、
入り口をより豪華にし、屋上には温室を作り、年とともに価値を付加している。
「建物は年とともに美しく使いやすく進化する」 これが私の考えだ。
こうして将来像を脳裏に鮮明に描くこと、これがヴィジュアライゼイション。
豊かになろうとする人には特にこの力が求められると成功者は言う。
何でもいい、質素でも優雅ならそれでいい、夢をビジュアル化しよう。
そして、その夢を楽しみ、夢を実現させよう、たった一度の人生だから。
私の老後の夢は壮大だ、それをヴィジュアル化してはウキウキしている。
だから、辛気臭い顔をして「不景気風」を吹かせる人のそばには行きたくない。
不景気だからこそ、景気のいい町へ行き、美しいものに囲まれていたい。
教え子もかつての社員も元気印はいい話を持って私の所に集まってくる。
5年後の私の夢には、そんな仲間が集うパラダイスが写っている。

今日、PMSのサブエントランス脇のバイク置き場を改造したミニガーデンで子供たちが集っていた。やる気があれば何でもできる。駐車場を半分改造すればこんな雰囲気のミニプールも可能だ。夢は壮大なのがいい。

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