楽々人生実現法

惚れた欲目
「なんでこれほどまでに惚れ込んでしまったのか」
後から考えると信じなれないほど先が見えなくなっていた。
あの事業、この事業での失敗の原因は「惚れた欲目」
弁当屋を始めるきっかけになったのは試食会でのハンバーグ。
「こんな旨いハンバーグなら絶対に売れる」と惚れ込んでしまった。
しかし、今ではもう絶対に食べたいとは思わない味のハンバーグ。
10回くらいは試食すべきだったのに、一回で答えを出してしまった。
いつまでもワクワクさせる女性が稀にしかいないのと同じで、
何度食べても美味しい食べ物はそうそうあるものではない。
健康サロンを始めるきっかけになったのは集客用の心臓チェックシステム。
「こんなデータを打ち出せるなら、医者より凄いじゃないか」
医療機器のパビリオンの長蛇の列も錯覚を起こす大きな要因だった。
帰ってきてすぐに200万円の商品を購入したいと電話をしてしまった。
しかし、今では「このデータを知ったからって、何なんだ」と思う。
占いと同じで、「分かった、当っている、だから何なの」といった感じ。
来店したお客様もそう感じたらしく、リピーターになる人は少なかった。
そんな例はいくらでもある、藤沢でのパソコンを使った学習塾の開業。
当時はパソコンを使った最先端の授業ということで調べもしないでスタート。
これには1年間挑戦し、事業としては失敗と判断、1千万円をどぶに捨てた。
ただ、そのシステムを私から引き継いだ人はそれで15年間飯を食っている。
つまり、人を雇って運営したら儲からないが、自分でコツコツと教えれば、
飯くらいは食えるビジネスだったということが分かった。
これらの失敗から学んだことは
? 「素晴らしい」と思っても、すぐには手を出さないこと。
? 購入契約の前に、優れた友人知人に相談すること。
(普通の素人に相談しても何にもならない時間の無駄)
? スタート前に出来るだけ多くの事例を見させてもらうこと。
? 人を雇って、自分は遊んでいられるような仕事はめったにないと思うべき。
? 始めに必ずマッピングをして、全体を俯瞰すること。
? 更に、それで失敗しても、食うには困らないようなマッピングであること。
最後に、「惚れっぽい人」が失敗しないためには有能な師を持つしかない。
あなたと同列の経験の少ない友達を相談相手にしていては危険なので
事業に成功している運気の強いプロに相談相手になってもらう方がいい。

七里ガ浜のアマルフィ、湘南の南イタリアレストラン

カテゴリー: こころ・人生 パーマリンク

楽々人生実現法 への2件のフィードバック

  1. ekatuki のコメント:

    私もそのうちの一人です。
     何でも手を出しちゃう正確です。3000アイテム以上やったと思います。
    ほとんどが指先の火傷ですんでいますが・・
    当店で生き残っているビジネスは100くらいでしょうか・・・
    踏み出すのも仕事ですが、引くのも仕事ってことが勉強になりました。
    アマルフィ・・上のほうは21時1分過ぎで入れなかった思い出があります。途中石段でこけなければ・・・・
    味はオッティモといい勝負です

  2. takgi のコメント:

    そう、人生の勝負は「引き方」
    ゴルフの会員権でも上手に手仕舞いした。
    皆が「もう一度上がるのでは」という時に見切りをつけた。損の違いは1億以上だっただろう。
    執着と引きの技を磨いている。
    人生って本当に面白い。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です