注意して大損

ヤマダ電気の電球売り場での出来事。
新しい電球を買い、持っていった確認用の切れた電球を捨てた、
支払いを終えたレジ横のゴミ箱に。

不意に、後ろにいた店員が私に言った、
「ここは一般ゴミ用なので電球は捨てられません」と。
本人は私を常識のない客だと注意したつもりなのだろう。

しかし、そんなことを言われたら、客がどう思うか。
客を傷つけた自分の馬鹿さ加減が分かっていない。
振り返って、その店員の顔を見た。

案の定、風采の上がらない冴えない感じの中年男だ。
私が店員なら、
「御免なさい、この箱は燃えるゴミ用なんで。本当に申し訳ありません」
と自分の方から「御免なさい、申し訳ありません」を連発するだろう。
そうして、最後の最後まで客を立てた筈だ。

確かに、このうだつの上がらない店員は正しいことを言っている。
しかし、そうやって公然と傷つけたお客は二度と戻ってこない。
会社が莫大な宣伝広告費を払って集客に努力しているのに・・・

斯くいう私も、人を注意して大きなものを失ったことが度々ある。
自分が正しくても、他人に注意するって結構難しいことなのだ。
税務署のミスを指摘して、逆に課税されたときには本当にガックリきた。
「正しければ言っていい」というほど世の中は単純ではない。


すだれを掛けて、早々と夏の装いに。

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